糖尿病の猫のために

著者:フランシス・パストール

Dechraテクニカルマネージャー(スペシフィック®
2017年6月

糖尿病とは?

体の細胞はブドウ糖と呼ばれる糖分を燃料として働きます。ブドウ糖は体内で炭水化物を分解して作られ、細胞はインスリンというホルモンの力を借りて血液からブドウ糖を抽出します。 糖尿病はインスリンが不足しているか、適切に機能していない状態です。つまり、細胞が十分なブドウ糖を取り込めないため、ブドウ糖が血液中に過剰に蓄積し、臓器障害を引き起こしてしまいます。糖尿病は治癒できませんが、治療により症状を緩和することは可能です。愛猫が糖尿病と診断されても、適切なケアでその後何年も快適な生活を送ることができるのです。

糖尿病の治療方法

猫の糖尿病は、インスリン治療と正しい食事の組み合わせで対処できます。血糖値をコントロールするためには、「グリセミック指数」が低いフードを与える必要があります。

グリセミック指数について

グリセミック指数(GI)とは、食後にブドウ糖が血液中に放出されるスピードを表わす数値です。GI値の低い食品ほどブドウ糖の放出が遅くなります。

糖尿病の猫のための栄養管理

スペシフィック®は猫の糖尿病を管理するためのフードを取り揃えています。

  • スペシフィック®猫用減量アシストFRD、FRW :複合炭水化物と高繊維を組み合わせることでブドウ糖の放出が遅くなり、食事後の血糖値がより安定します
  • スペシフィック®成猫用ウェットタイプ(パテ)FXW:タンパク質の含有量が高く、炭水化物の含有量が低いため、血糖値をコントロールしやすくなります

「2015年に開始されたThe Circle of Good(善意の輪)というプログラムでは、海洋環境の持続可能性に関するイニシアチブをサポートするため、弊社利益の最大5%を投資しました。」

ドミニク・エベリー
Dechra、スペシフィック®栄養管理チーム

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