主な原材料
魚類はスペシフィック®の中心的な原材料ですが、適切な栄養を提供するために入念に厳選されたさまざまな原材料を使用しています。
魚を含む食事が健康的な理由はたくさんありますが、最も重要なのは天然に存在する高レベルのオメガ3脂肪酸です。こちらでは、魚にどのようなメリットがあるかを説明します。
オメガ脂肪酸とは?
オメガ3およびオメガ6脂肪酸は健康な細胞の構築や脳・神経機能の維持など、体内の多くの機能に関与していますが、
体内では生成できないため食事で摂取する必要があります。
オメガ脂肪酸の源
オメガ6脂肪酸は大半の植物油からだけでなく、家禽、卵、ナッツ、および多くの穀物を含む幅広い食品から摂取できます。
オメガ3脂肪酸はアマニやアマニ油のような植物や海産物から抽出されますが、植物油由来のオメガ3は体が必要とする形状ではありません。効果的な種類のオメガ3は海産物からのみ抽出されます。
種類によって性質が異なるオメガ3
効果的なオメガ3は海洋由来のものです。アマニやアマニ油などの植物由来のオメガ3は短鎖のオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸(ALA))で、最も単純な形状をしています。体が必要とするオメガ3は長鎖のEPAおよびDHAです。
魚を食べない厳格な草食動物や肉食動物は体内でALAをEPAおよびDHAに変換できますが、雑食性動物の変換能力ははるかに未発達で、ALAのごくわずかな割合だけが有益なEPAおよびDHAに変換されます。
そのため、海洋由来のオメガ3から事前に形成されたEPAおよびDHAを摂取することがはるかに効果的です。
オメガ6とオメガ3の比率
ヒトはオメガ6:オメガ 3をおよそ1:1の比率で摂取したことにより、進化したと考えられています。しかし、植物油が特に多い現代の食事では、比率は10:1(オメガ6:オメガ3)を超え、30:1になるときもあります。理想的な比率はおよそ4:1です。適切な比率に近づくためには、海洋由来のオメガ3をより多く摂取する必要があることは明らかです。
オメガ6とオメガ3のバランスを保つ必要性とは?
体内の炎症反応を調節するために、オメガ6とオメガ3をバランスを保つ必要があります。
エイコサノイドとは、主に炎症と免疫の分野で多くの体組織を調節するシグナル伝達分子です。
エイコサノイドはオメガ3またはオメガ6脂肪酸から抽出され、オメガ6から抽出されたエイコサノイドは炎症を促進します。
オメガ3およびオメガ6脂肪酸は同じ酵素・輸送システムを使用するため、オメガ3 EPA由来のエイコサノイドの強力な存在がオメガ6炎症性エイコサノイドの生成をブロックするのに役立ちます。
オメガ3の効能の発見
1900年代初期の食品に含まれる脂肪は単なるカロリー源にすぎないと見られていました。1929年にジョージ・バー氏とミルドレッド・バー氏が脂肪が欠乏すると死に至ることもあると唱えたことにより、脂肪は健康面でとても重要な役割があることがわかりました。両氏はリノール酸を必須脂肪酸として特定し、「必須脂肪酸」というフレーズを作り出しました。
1980年代の多くの研究では、カラーリット民族はデンマーク領民よりも心臓病の頻度が低いことがわかりました。その理由は魚、アザラシ、クジラの脂身から高レベルのオメガ3を摂取していたことにあります(Kromann and Green, 1980)(Bjerregaard and Dyeberg, 1988)。
1982年、スウェーデンのバーグストロム氏、サミュエルソン氏、ブリトン・ジョン・ベイン氏の研究チームは、オメガ3に由来するエイコサノイドが多くの健康上の利点をもたらしたことを証明し、その功績によりノーベル賞を受賞しました。
オメガ3の栄養メリット
脳と眼の発達: DHAオメガ3脂肪酸は脳と網膜の主要な構造成分であり、脳細胞膜の構築に重要な役割を果たします。また、脳の炎症を軽減して新しい脳細胞の形成を促進します。DHAオメガ3は網膜の脂肪酸の3分の1以上を占めており、網膜の発達に不可欠であると考えられています。
被毛と皮膚のコンデイション: 魚油から抽出されたオメガ3は炎症性エイコサノイドの生成を抑制するため、皮膚のコンディションの改善に役立ちます。また、魚油は皮脂の生成を促進します。皮脂は油性物質で、しなやかな皮膚を作り、被毛を保護膜でコーティングして輝きを与えます。
関節の可動性: 関節痛の原因は軟骨の劣化です。健康体の場合、関節が接合する骨端部は、滑らかなゴムのような細胞組織である軟骨で覆われています。軟骨は骨端部を保護し衝撃を吸収することで、関節の動きをスムーズにします。
軟骨は絶えず分解・産生され、健康体では分解と産生の割合が一致します。
しかし、加齢、病気、遺伝子などの要因により産生のスピードが遅くなる、または激しい運動や肥満などの要因により分解のスピードが速くなると、2本の骨の間にある軟骨層は劣化し、骨端部がずれることで痛み、刺激、炎症を引き起こします。
魚油から抽出されたオメガ3で炎症性エイコサノイドの生成を抑制することにより、炎症の改善に役立ちます。